LIGHT ADJUSTABLE LENS™
ライトアジャスタブルレンズ
世界初*
見え方を体験できる白内障眼内レンズ”LAL”を
アジアで初めて 導入
*……術後に度数を決めるレンズとして世界初
レンズ選びに、もう迷わない。
Postoperative
最適な度数は「術後」に決める
白内障手術後に見え方を追求できる世界初の眼内レンズ「LAL」
白内障手術の技術は日々進歩しており、レンズの種類も豊富になりました。
数あるレンズから自分に合ったものを決めるのは難しいという方もいらっしゃいます。
通常の白内障手術では、手術前に眼内レンズの見え方を決めますが、ライトアジャスタブルレンズ(Light Adjustable Lens™)は、白内障手術後に患者様の希望する見え方を追求できる世界初の眼内レンズです。
このレンズを使用すれば、患者様の希望する視力やライフスタイルに合うように、実際の日常生活で見え方を体験しながら度数を決定します。 レンズの調整は白内障手術後、数分間の紫外線照射で完了します。
About Lens
LALとは
Light Adjustable Lens™
ライトアジャスタブルレンズ
紫外線で形が変化する画期的なレンズ
ライトアジャスタブルレンズ(Light Adjustable Lens™)は通称“LAL”と呼ばれ、
特殊な感光性材料でできています。
白内障手術後、約1ヶ月で眼の傷口が癒えてきます。
傷口が癒えたのち、専用の機械を使って、紫外線を照射します
紫外線の光によりレンズの形が変わり、度数が変化します。
LAL専用の紫外線照射システム
ライト・デリバリー・デバイス(LIGHT DELIVERY DEVICE)
新技術!
ライト・デリバリー・デバイス、通称“LDD”という専用の機械を使用し、診察室で紫外線照射を行います。
患者様の希望する視力になるよう、医師が柔軟に調整しながら行います。
度数の変更のための照射は1回約90秒から120秒で、2回程度行います。
照射する回数は患者様が実際の日常生活で見え方を試したうえで、最適な視力を決定します。
最適な視力を決定したら、レンズの度数がこれ以上変化しないように、 固定のための紫外線照射を 2 回行います。
米国食品薬品局(FDA)にて「ライトアジャスタブルレンズ」と「ライトデリバリーデバイス」が承認されました。
通常の白内障手術との違い
従来の眼内レンズはすでに決まった形状をしており、
目の中に入れた状態で、その形を変えることはできません。
白内障の手術前に多種の検査やレンズの度数を計算し、
手術後の見え方を予測して、眼内レンズの種類や度数などを決めなければいけませんでした。
一方で、LALは特殊な感光性材料でできており、
紫外線によって変形できる最新眼内レンズです。
手術後に見え方を確認しながら、度数をカスタマイズすることができます。
Recommend
こんな方にオススメ
- 視力を遠くに合わせるか近くに合わせるか決められない
- 術後の視力を想像できないのでレンズを決められない
- モノビジョン法(利き目は遠くに合わせ、もう一方は近くに合わせる方法)を試したい。
- 術後の度数を自分の希望の焦点にピッタリ合わせたい。
Merit
LALのメリット
melit01
白内障手術を決めてから、度数選びに迷う時間が減る。
度数は術後に、医師と決定しますので、「体験していないからわからない。だから決められない。」を軽減することができます。
melit02
白内障手術後に度数調整が行える
手術前にどの距離にピントを合わせるかを決定する必要はなく、手術後に実際に見て体感することで、迷いをなくすことができます。
melit03
屈折誤差を限りなく0に近づけることができる
体験しながら度数調整を行えるため、度数選択を誤るリスクがなくなり、ピントが合う位置がずれてしまう屈折誤差を限りなく0に近づけることが可能です。
melit04
モノビジョン法を試すことができる
利き目は遠くに合わせ、もう一方は近くに合わせる方法を、実際に試すことができ、合わないと感じた場合、再調整することができます。
※モノビジョン法とは
単焦点レンズを使い、利き目を遠方に合わせ、もう片眼をやや近方に合わせることにより、遠くと近くを見ることを可能にする方法。
Demerit
LALのデメリット
Demerit
1. 日本国内では未承認のため、自費診療となり費用がかかります。
2. 手術後、約2ヶ月間(最終の療度数固定照射の24時間後まで)は専用の紫外線防止サングラスをかける必要があります。
レンズの度数に影響が出ないように、強い紫外線を浴びるのを極力避けていただきます。
3. 手術後の通院を頻繁に行っていただきます。
通常の術後検診のほかに、紫外線照射のために通院していただく必要があります。
4. 紫外線過敏症
紫外線過敏症の方や、光に敏感になるお薬をお飲みになっている方などはお受けできないことがあります。
Flow
診察から最終照射までの流れ
通常の白内障手術と比べると、検査内容が少し異なるだけで、診察、検査から白内障手術を受けるまでは、ほぼ同じです。
レンズの度数に悩んでおられる方にとっては、LALを選択することにより、手術までの期間が少し早くなることがあります。
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診察・検査
手術検討→眼内レンズ検討→レンズ決定→術日決定の流れで進めていきます。
※LALを希望される方は、この段階で決定いたします。 -
手術
手術の流れは通常の白内障手術と変わりません。
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手術術後検査
回復状況を確認し、照射時期の予定を立てます。検査日は翌日、2日目、3~5日目、1週間毎(術後1ヵ月まで)です。その後は1ヵ月毎に検査を行います(術後半年まで)。
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紫外線照射(手術から約1ヶ月後)
度数変更照射 2回まで
検査・診察後、照射を行い、見え方の体験をしていただきます。
その後、「度数固定照射」に移ります。
度数固定照射 1回目
体験照射で度数を確定した後、3日間あけて1回目の固定照射を行います。
度数固定照射 2回目
検査・診察を行い、レンズ固定照射1回目から3日間あけて最終照射を行います。
※最終照射から24時間後にはレンズの形が固定されます。
手術後の治療
after care
手術後の数週間は、強い紫外線を避ける必要があります。
この間は、レンズに紫外線が当たると、度数の変化を引き起こす可能性があるため、紫外線カット眼鏡を着用していただきます。
レンズ挿入後から最後の紫外線照射完了後24時間が経過するまでは、起きている間は常に紫外線カット眼鏡を装着する必要があります。
最終照射の24時間後にはレンズの形が固定されるため、その後の眼鏡の着用は必要なくなります。